O−リングテスト診療の実際                  

バイ・ディジタルO−リングテストには、直接法と間接法があって、

直接法:医師が患者さんの指を使って調べる方法(竹やプラスチックの非伝導性の棒を用いる)

間接法:医師と患者さんの間に第三者(看護婦)がはいって、伝導性の金属棒を用いて、患者さんの患部やウイルスや細菌の感染部位を調べていく。

基本的には、臓器代表点を刺激して、異常があれば筋力が低下して、第三者の指が開く。その開度及び第三者の指及び医師の指を変えながらグレーディングしていく。

病変部位やウイルスや細菌の感染部位を体表にマップしながら、イメージングをしていく。この時、正常組織や細菌の組織プレパラートを第三者が手に持ち、手に持っているプレパラートと病変部位が共鳴すれば、筋力低下して、第三者の指が開くので、そこをマジックインクでマーキングして、最後に実線で結ぶ。医師及び第三者がオーリングテストに習熟していない時は、アルミ箔をサイズを変えて小さくしたものを第三者が持ち、共鳴する部分を局在していく方法が簡便である。また、Reference Control Substance kitsを用いて、定量的なイメージングをすることもでき、病気の悪性度を推定したり、治療経過を追うことが可能である。

局在した病変部位を第三者がダイオード棒を持って刺激すると同時に、薬剤を手にすることで、薬剤適合性試験を行うことができる。同じ薬剤でも、適量があるので、0.1g、0.2g、0.3g、0.4gと量を変えたり、薬の量を1/2、1/4と減らしたりして、適量でのグレーディング結果を記録しておく。また、複数の薬剤を合わせて持つと、競合する薬剤があってキャンセルする場合があるので、お互いにキャンセルしない薬剤のみを選択する。また、同じ薬剤で+6のものが複数ある場合は、低濃度RCSキット を持ちいて、低濃度にシフトする薬剤を選択する。オーリングテストの結果だけでなく、必ず、CT,レントゲン、エコー、生化学的検査等の西洋医学的検査で確定診断を行う。

 下津浦内科医院の得意とする診断と治療 2012.02.11

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